ロードバイク ヒルクライム ゴールするために

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まずは最初の1kmはゆっくり走る。
これはヒルクライム全般にいえます。
多くの人は自分との戦い。
そういった人は最初の1kmの区間の中で、どれだけ自分が気持ちのいいリズムに入れられるかっていうのがもの凄く重要です。
ほとんどの方が最初の1kmの間に力を使い切ってしまって、残りの時間は苦しさとの戦いみたいになってしまう。
車に例えるならレッドゾーンですよね。レッドゾーンに一度入ってしまうと、もうどうしようもなくなる。
なので、レッドゾーンに入らないところで、淡々と上っていかなければいけないです。

そのためには周りを気にしないことです。

周りのペースに乗せられないように。
周りの選手は絶対『最初に』頑張っているので、『後になったらペースが落ちるんだろうだろうな~』っていうくらい、大らかな気持ちでスタートしたい。
ちょうど1km地点くらいで、もうちょっとスピードを上げていけるかもしれないなっていう気持ちになれたら勝ちです。
反対に『もうアゲていけそうにないな』って思ったら負けです。
なんか調子がいいと逆にペースは突っ込みがちになるので、そういうときこそ、むしろ余裕をもったスタートを切る。
そこを一番意識する。
レースでは対策っていうのは、
例えばレース序盤とか中盤だったら、遅れることが許されない。
なるべく集団の前の方から上りに入って、少しずつ少しずつ、後ろに下がりながら、マイペースをとにかく維持する。
『自分が弱いことをわかっているっていうのが大事』で、遅れてもその後挽回すればいいので。
例えば、山岳TTでは、タイムアウトにならないように、とにかく序盤はゆっくり、後半に向けて、こうゆっくりゆっくりスピードを上げていく感じです。
例えば1時間のレースだったら、最後の20分間に力を最大限発揮できるように。スタートからの40分間というのは、抑えて最初の10分がウォーミングアップ的な気持ちで入っていく。
10~40分ぐらいまでは淡々とリズムを保ち、最後の20分間は最大限頑張る。
これが『ペーシング』になる。
『ウォーミングアップ』といってもくるくるペダルを回しているわけじゃないので、気持ちの中にちゃんと大きな余裕がもてるっていうところがウォーミングアップ的なマインドですね。
ラスト20分で最大の力を発揮できるような余力を残して走るということですね。